部下にストレッチゾーンにあたる仕事を与えたら、それで終わりではありません。
ストレッチゾーンにあたる仕事は、ちょっと頑張れば一人で出来る仕事や、上司の支援があれば完了できる仕事のレベルです。
そのため、仕事を与えてそのままにしてしまえば、場合によっては、部下はパニックゾーンに陥ってしまう可能性があります。
そうならないために、するべきことは3つあります。
それは以下の3つです。
1:精神支援
2:業務支援
3:内省支援
1:精神支援
ストレッチゾーンにあたる仕事をさせるということは、部下に不安を与えることになります。この不安を取り除いてあげるのが上司の支援になります。
「上司は自分のことを分かってくれている」や「自分のやっていることを見てくれている」という安心感を与えることです。
時間を割いてでも、この精神支援をやらないと、部下はストレッチゾーンからパニックゾーンに入ってしまう可能性があります。
2:業務支援
業務支援とは、仕事を進める上でわからないことがないか、困っていることがないかを観察し、必要に応じてアドバイスをしてあげることです。
部下としても、何か困ったことがあれば上司が声をかけてくれる、という安心感にも繋がります。
3:内省支援
ストレッチ経験をした後、そこでの学びや気づきを次につなげるために振り返りをすることは、成長にとても有効です。
この振り返りを手伝うことが「内省支援」です。
「経験から得た学びは何か?」「次に同様の仕事をした場合、どのように進めれば良いか?」を部下と一緒に考えてあげましょう。
ぜひ、この3つの支援を取り入れることで、部下の成長をうながす育成を実現できます。
研修内製ナビについて
アヴァンサーレの「研修内製ナビ」は、企業の『研修内製化』をご支援するサービスを提供しています。
『研修内製化』において、人事担当者様が最も苦労する、“研修テキストの作成”と“研修講師としての準備”の2点をサポートするため、「講師マニュアル付きの研修テキスト」のご提供をしております。
また、マルチタスクで忙しく、日々の情報収集はなかなか難しい人事担当者様にとって、手軽に読める本記事のような人材育成お役立ち情報を不定期で更新しております。