“可愛がられる新人・若手”と聞いて、皆さんはどのように感じるでしょうか?
「平日夜に飲みに誘われたり、土日も声をかけられたりして、面倒くさそうだな…」と感じる人もいるかもしれませんが、得することがとても多いので、ぜひ、この記事を読んで、可愛がられる新人・若手になっていただきたいです。
そして、新人や若手を育成する上司の方や、人事・教育担当者の方は、本人も周りの人にも沢山の良い効果を与えてくれますので、ぜひ、育成に取り入れてみてください。
前回の記事<可愛がられる新人・若手になる方法(前編)>では、可愛がられる新人・若手は以下のような得をすることがあるとお伝えしました。
・面倒を見てもらえる&気遣ってもらえる
・役立つ情報を沢山もらえる
・印象の残る
後編である今回は、どのように“可愛がられる新人・若手”になるのか?についてご紹介していきます。ぜひ、ご覧ください。
可愛がられる新人・部下になるには3つのポイントがあります。
・先手を打った挨拶
・感謝をする
・メモを取る
<先手を打った挨拶>
“挨拶”と読むと、「そんな簡単なこと?」と思う人もいるかもしれませんが、ポイントは、“先手を打つこと”です。
この“先手を打った挨拶”になると、なかなか出来る新人・若手は少ないのです。
忙しい上司や先輩に声をかけて良いものだろうかと気を使いすぎているきらいがあるからでしょう。
しかし、上司や先輩としては、新人・若手が自分から挨拶をしない様子を見ると、この子をお客様先に連れて行ったら、お客様にも自分から挨拶をしないのだろうか?という不安を感じてしまうのです。
反対に、先手を打って挨拶をする新人・若手を見ると、元気があっていいな、や、客先につ入れていく最低限はあるというポジティブな印象を持つでしょう。
<感謝をする>
これも人として当たり前のことですが、意外とできていなかったりします。
教えたことや、してあげたことに対して感謝できる新人・若手と、感謝をできない新人・若手では、どちらが面倒を見てあげたい、助けてあげたい、教えてあげたいと感じるでしょうか。
言うまでもありませんが、しっかりと感謝を示してくれる新人には、色々としてあげたくなるものです。
<メモを取る>
新人・若手には常にポケットやカバンからメモとペンを取り出せるようになってほしいと思うほど重要な項目です。
なぜなら、メモをとることで、「成果が出しやすくなり“できる”新人・若手になれる」だけではなく、「メモを取る行為を相手に見せることで相手の自己重要感を与えられる」からです。
まず、「成果が出しやすくなり“できる”新人・若手になれる」ですが、
上司からの作業指示をメモに残し、メモした内容を上司に再確認すれば認識齟齬を減らせるので、仕事のやり直しが少なくなり、安心して仕事を任せることができます。
次に、「メモを取る行為を相手に見せることで相手の自己重要感を与えられる」ですが、
メモを取りながら真剣に聞く様子は、「自分のアドバイスが参考になっているようだ」と自己の重要感が高まります。
その結果、またアドバイスをしてくれる可能性が高まるのです。
ぜひ、皆さんも“可愛がられる新人・若手”になり、自身のキャリアをより良い方向に進めていきましょう。
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