コロナ禍だからこそ『自立型人材』育成が求められる
新型コロナウィルス感染症の影響で、出社せずに仕事をする「リモートワーク」/「在宅ワーク」という働き方を導入する企業が急速に増加しました。
リモートワークでは、自宅だけではなく、ホテルやキャンプ場などの旅先で働く“ワーケーション”という言葉が生まれるなど、多くの人にとって、出社せずに働くことは当たり前の日常になりました。
こうした離れた場所で仕事をするということは、上司や先輩、同僚の目が届きづらく、自分で仕事を推進する力が求められます。上司や先輩からの指示があるまで仕事に着手できなかったり、作業の手が止まってしまったりといった受け身の姿勢では、個人としても、組織としても成果を出すのが難しくなります。
離れた場所で成果を出すためには「自ら主体的に考え行動する力」を身に付ける必要があります。
AIに代替されないためにも『自立型人材』育成が求められる
現在、AIを導入する企業が増え、また、多くの企業でAI導入が検討されるようになりました。
AIに代替される可能性が最も高い業務内容は、「定型業務」です。定型業務とは、仕事のやり方が決められた業務、いわゆるルーティン業務と言われるもので、一般的な事務仕事がその代表です。
一方で、AIでの代替が現時点で難しい業務は「非定型業務」です。非定型業務とは、情報を収集・分析し、様々な人とコミュニケーションをしながら行うような仕事です。この「非定型業務」は唯一絶対のやり方がある訳ではなく、「自ら主体的に考え行動する力」が求められます。
こうした「定型業務」に就いている人は、AIに代替されづらい業務である「非定型業務」への移行が求められます。
VUCAの時代だからこそ『自立型人材』育成が求められる
2020年春に、緊急事態宣言という、これまで誰もが経験したことのない事態を経験しました。この1年前にパンデミックになると予想をしていた人はいないでしょう。
私達は、こうした変化を予想しづらく、且つ、変化の激しい時代、つまり、VUCAの時代を生きています。
VUCAとは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字で、変化の激しい時代を表わしています。
こうした変化の激しい時代を生きる上では、大企業だから安心、定年まで勤めるなどの一昔前の当たり前は通用せず、会社に自分の人生を任せるのではなく、一人ひとりが自身の人生をコントロールしていくこと、つまり、「自ら主体的に行動する力」が求められます。また、コロナのような誰もが経験をしたことのない中で仕事を推進してくためにも、「自ら主体的に行動する力」が求められます。
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