礼儀正しさで組織力アップ

礼儀正しさで組織力を高める~Vol.5.無礼な態度に改善が見られない場合

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皆さんの職場には、このような人はいませんか?

・大勢の前で叱りつける
・本人は笑いを取っているつもりかもしれないが、心が傷つくほどからかう
・見下すような/バカにしたような話し方をする
・自分の考え以外は過小評価/興味を示さない
・自分よりも下だと判断すると無礼な発言や行動をとる

このような態度や発言を取る同僚や上司がいることを思い浮かべた人もいるかもしれません。
私自身も、過去このような無礼さが散見される組織に身を置いていたことがありますし、そうした人は大抵仕事が出来る人ばかりだったので、どこか憧れに似た気持ちを抱いていました。
しかし、そういう気持ちだけではなく、自己否定を何度もされ、辛い思いを沢山したのも事実なのです。

前回の記事では、無礼な人から、無礼な態度を受けた場合の対処法について、お伝えしました。今回の記事では、再三指摘をしても無礼な態度の改善が見られない場合の対処法についてポイントをまとめています。
ぜひ、職場環境の改善の参考としてご覧ください。

無礼な人への対処法①隔離する

再三、無礼な態度への改善が見られないのなら、その社員を「隔離」することです。
なぜなら、その社員の無礼な態度はチームメンバーに波及し、チームとしての生産性が落ちてしまうからです。
「隔離」と言っても、チームメンバーから距離を離し、違う場所で働いてもらうことが最も良いですが、物理的に難しいと思いますので、「一人で出来る仕事をさせる」ようにしましょう。
そして、辛抱強く、改善するようにフィードバックを続け、改善の可能性に期待しましょう。

この「隔離」により、会社を辞めてしまう可能性もありますが、だからといって、“無礼な態度”を許すべきではないのです。
能力と価値のある社員を一人失う危険はありますが、その人物が改善せずに、周りにネガティブな影響を与え続けることで生まれるのは多数の好ましくない結果の方が影響は大きくなるからです。

無礼な対処法②証人を用意する

「隔離する」措置をとることや、「隔離する」ことで会社を辞められるリスクがあることについては、事前に上司や人事を巻き込んで、合意を取る必要があります。

それは自分自身を守ることにも繋がりますし、同様に無礼な部下を持ち悩んでいる管理職にとって、会社として支援体制があることは非常に心理的負担を下げることに繋がるからです。

なかなか厳しい態度で臨まなければならないことですが、会社として、社員を守る上でも、成果を出す上でも、非常に重要なことです。

ぜひ、職場から無礼さを排除していただければと思います。

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