研修やワークショップを企画する人事部・研修ワークショップ担当者向けの記事です。
この記事では、自分達で改善しながら組織強化を目指すための演習内容・ワーク内容としておすすめの『ボールを回せ!チームビルディング』をご紹介します。
ボールを回せ!てチームビルディング
使用シーン:
- 失敗が多く改善をしなければならない時
- 変化に対応し、成長や改善が求められるチームを作る時
推奨人数:
- 1グループ:6~10名
用意する物:
- A4用紙×人数分、ホワイトボード(模造紙でも可)×グループ数分、ホワイトボードマーカ―、キッチンタイマー
演習内容・ワーク内容:
- 全員がグループごとに向かい合って円形に立てる程度のスペースを用意します。
- 各人にA4用紙を1枚配布します。
- 配布した紙をくしゃくしゃにしてボールを作ります。
- グループごとに円形に立ち、ボールを同じタイミングで隣の人に回していき、何回キャッチできたかを競います。
- ワーク時間は5分間で、何度チャレンジしてもOKです。一度でもボールをキャッチできなかったら、1カウントから始め直し、最も多い回数を競い合います。
- ボールを回す際は、手渡しや上から掌に落とすのではなく、必ずボールを投げること、グループ全員で同じタイミングでボールを投げること、全員がキャッチできたら1回と数えること、この3つのルールを伝えます。
- ルールを伝えたらキッチンタイマーで5分間はかります。
- 5分間が終わったら、何回出来たかを全体で共有します。優勝チームに拍手をします。
- 第2回戦をすることを伝えます。
- すぐにボールを回すワークに入るのではなく、まずは、15分間で作戦会議をします。主に、「うまく行ったことはどのようなことで、なぜうまくいったのか」、「うまく行かなかったことはどのようなことで、なぜうまく行かなかったのか」、「もう一度やるのであればどうすれば良いのか」を話し合って、ホワイトボードに書き出し、第2回戦の作戦をたてます。
- 15分の作戦会議が終わったら、第2回戦を行います。キッチンタイマーで5分はかります。
- 全体で各グループの最高回数を発表し、優勝チームに拍手をします。
フィードバック:
- たった15分間でも、振り返ることで改善することができる。
- うまく行ったことだけではなく、うまく行かなかったことも同様に振り返り、原因を追究することで、具体的で適切な対応を取ることができる。
- グループで問題意識と対応策を共有し、気を付けることや目指すことを統一することで、うまく行くことや行動のスピードがあがる。
- 仕事やプロジェクトでも同様で、全体で振り返り、気を付けることや目指す方向を揃えることで、改善を図ることができる。
- そのためにも、各人が意見を言うこと、各人の意見を聞くことの相互理解も大切である。
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