内定者研修を検討する時期になってきました。
20年度はコロナの影響で期間の短縮化が余儀なくされた企業も多いのではないでしょうか。21年度もその流れが踏襲される可能性もあるかもしれません。
そうなると、考えなくてはいけないのが、プログラムをどのように絞っていくのか、ということですが、育成担当者としては、「あれも、やっておきたいし」、「これも、やならいと現場で困ってしまうだろうな」と親心もでてきて、あれこれ頭を悩ますことに。
そこで、ご検討いただきたいのが「内定者期間の有効活用」です。
内定者期間の有効活用
入社後に学習する内容の先食いをしてしまおう!ということです。
ただ、学業に注力しなければならない内定者に、何を学んでもらうか?
ということですが、これまで多くの企業様とお付き合いをさせていただく中で、既に内定者研修を取り入れている企業では、以下のような内容を内定者研修として実施していることが多いです。
- Office(ExcelやPowerPoint)
- マナー
- 簿記(※業界や業種に偏りあり)
- TOEIC(※業界や業種に偏りあり)
簿記やTOEICは業界や業種に偏りがある一方で、Officeやマナーはどのような業界や業種においても実践する機会の多いものですので、これから内定者教育を検討される企業は、まずはマナーやOfficeを取り入れてみても良いでしょう。
ここまでは企業が内定者に望むことを記載してきましたが、ターゲットである内定者はいったい企業に対してどのような内定者教育を望んでいるのかを見ていきましょう。
近年、内定者期間中の企業側の対応が「内定辞退防止」に繋がると言われているので、内定者が望んでいることを把握しておくのは意味があるでしょう。
ご興味がある方は、ぜひ継続してご覧ください。
内定者が内定者期間中に企業に望むこと
- 内定者同士の人間関係を深めたい
- 先輩社員や人事担当者との人間関係を深めたい
- 職場の雰囲気を知りたい
- 仕事内容を知りたい
- 社会人として必要な知識やスキル、マナーを身に付けたい
この内容を見ると、内定をもらう前に、業界研究や会社研究で仕事内容をある程度イメージしなかったのだろうかと、心配になる気持ちになるものの、、、
「内定辞退防止」と「内定期間中の有効活用」について考えていきます。
内定者研修を企画する上でポイントになるのは、双方が望んでいることを実施することだと、人材育成を担当される方なら、ここまでお読みいただければ既にお分りかと思います。
そんなことより、「それは分かるんだけどさ、交流会やって、マナー研修もやってとなると、そんなに何度も内定者を集めるの難しいよ⁈コストもかかるじゃない⁈」というのが本音かもしれません。
正直、これまで内定者研修を実施していなかった企業においては、新たに予算を確保するというのは難しいのも実情でしょう。
内定者向け施策をどうやるか?
例えば、マナー研修を実施したいと考えているときに、一方的な講義形式の研修や一人で学習を進めるEラーニング、スマホアプリではなく、
グループ形式の演習を交えながらのプログラム内容にする
などの工夫をすることで、双方が望んでいることができます。
“自分の将来”という大きなものを抱えて不安を感じる内定者に対して、個人学習を提供するよりも、やぱり”交流”することで不安解消に繋がるでしょう。
オンライン型の交流研修でも良いですし、クラスに集めて研修するのでも良いでしょう。
直接実施する場合は、コロナ感染が不安かもしれませんが、できる限りの感染対策を講じながら、ぜひ、“直の空気感”を存分に感じられる内定者研修の実施をしていただきたいと思います。
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