皆さんの職場には、このような人はいませんか?
・大勢の前で叱りつける
・本人は笑いを取っているつもりかもしれないが、心が傷つくほどからかう
・見下すような/バカにしたような話し方をする
・自分の考え以外は過小評価/興味を示さない
・自分よりも下だと判断すると無礼な発言や行動をとる
このような態度や発言を取る同僚や上司がいることを思い浮かべた人もいるかもしれません。
私自身も、過去このような無礼さが散見される組織に身を置いていたことがありますし、そうした人は大抵仕事が出来る人ばかりだったので、どこか憧れに似た気持ちを抱いていました。
しかし、そういう気持ちだけではなく、自己否定を何度もされ、辛い思いを沢山したのも事実なのです。
前回の記事では、職場での無礼な発言や態度をする人が職場にいかに悪影響であるのかについてまとめました。今回の記事では、どのように職場から無礼を取り除いていくのかについて、一つ目のポイントをまとめています。ぜひ、ご覧ください。
『礼儀正しさ』がもたらす職場への良い影響
相手の人格を否定する態度や、小馬鹿にする態度は、相手に恐怖心を与え、精神的な消耗が大きくなります。
一方で、相手に低調な態度で公平に接すると、相手の精神的な消耗は少なくなり、恐怖心がなくなることで、コミュニケーションの回数と情報量がプラスに働きます。
コミュニケーションの回数が増えることで、ミスが発生しても報告しやすくなるだけではなく、ちょっとした相談もしやすくなり、仕事が円滑に進みやすくなります。
また、自分の意見を否定される恐怖心が無くなることで、自分の考えやちょっとしたアイデアを発信しやすくなり、改善や新たな展開が発生しやすくなります。
つまり、礼儀正しく接する、丁重な態度で公平に接することは、職場に良い影響を与えてくれます。
自ら礼儀正しさを示す①自分から笑顔で挨拶する
「自分から挨拶する」を読むと、そんな当たり前のこと⁈と思われるかもしれませんが、「挨拶は目下の人間からするもの」と凝り固まった考えを持った人が多くいたりします。
また、挨拶はするけれど、相手からの挨拶に返事するだけの人や、仏頂面で挨拶をする人がいますが、そうした態度や表情は無礼であることに気付いていない人も多くいたりします。
自分から笑顔で挨拶するためには、相手に3メートル以内に近づいたら目を合わせ、微笑みかけ、さらに近づいたら「お疲れ様」と声をかけることです。
たったこれだけのことですが、無礼な人には大きな威力を発揮します。
こうした礼儀正しさは、相手に思いやりのある態度として伝染していきます。
一人ひとりが些細な行動に注意をすればあった価格、互いにことを認め合える雰囲気を作ることが出来ます。
自ら礼儀正しさを示す②相手の話を聞く
無礼な態度をとる多くの人に見受けられがちなのは、相手の意見を聞かなかったり、途中で遮ったりすることです。
そうした態度は、相手の考える行為を否定する態度になり、信じられないほど無礼な態度と言えるでしょう。
相手の目を見て、相手が全てを言い終わるまでは待つように努力をすることです。
相手の話に割って入りたい衝動に駆られても、「どう思うの?」と質問をするようにしましょう。
相手の話を聞くことに慣れてくると、相手の話を遮る行為や相手の話を聞こうとしない行為は、如何に人として良くなかったかを実感することができます。
また、相手の話を聞くことで、重要な情報やアイデアが手に入りやすくなるだけではなく、人間関係を築き、維持し、深めることに繋がります。
ぜひ、自ら礼儀正しさを示すようにしましょう。
<関連記事>合わせてご覧ください。
- 礼儀正しさで組織力を高める~Vol.1.無礼がもたらす職場への悪影響
- 礼儀正しさで組織力を高める~Vol.2.自ら礼儀正しさを示す
- 礼儀正しさで組織力を高める~Vol.3.無礼な人に改善を促す
- 礼儀正しさで組織力を高める~Vol.4.無礼な人への対処法
- 礼儀正しさで組織力を高める~Vol.5.無礼な態度に改善が見られない場合
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