この記事は、研修やワークショップを企画する人事部・研修ワークショップ担当者向けの記事です。
この記事では、研修やワークショップでのクロージング・締め方の重要性について、丁寧に解説します。
人事・研修担当者のよくある課題(声)
- 「研修をやって、知識やスキルの理解はしてもらえたのに、現場での実践に繋がらない」
- 「ワークショップや研修では、やる気になっていたのに、なんだかその後の行動に活かされない」
これでは、研修やワークショップの本来の目的を達成できていません。
その場では、やる気になり気持ちも盛り上がっているはずなのに、現場での実践に繋がらないというのは、人材育成とは言えないのです。
研修やワークショップで良いアイデアが出たり、チームワークが高まったり、新たな関係が構築されたりする。そして、それを日々の業務に活かしてこその研修・ワークショップです。
そのため、受講者には、すぐに大きな変化を期待しないにしても、何かしらの「行動変容」を促す“何か”を現場に持ち帰ってもらうようにすると効果的です。
研修・ワークショップのその場で終わってしまわないためにも、研修・ワークショップを企画する時にどのようなものを持って帰ってもらうのかをイメージすると良いでしょう。
本記事では、もう少しクロージング・締めを実施する上でのポイントについて解説していきます。
クロージング・締めでは、『リフレクション』、いわゆる『振り返り』を実施することが効果的です。
『リフレクション(振り返り)』で、内省・ディスカッションするべきは以下の要素です。
- 楽しかったこと
- できたこと
- 成長したこと
- 今後への学び
- これから活かしたいこと、実際にアクションに取り入れたいこと
また、実際にリフレクションを行う際は、ステップがあります。
それは、受講者を一度落ち着かせることです。
例えば、「今日最も気づきを得たこと・学んだことは何か?」という質問に対して、直近学んだことへ意識が行きがちになってしまうからです。
リフレクションする前には、一度、研修でどのようなことを学んだのか思い出す時間を設けたり、演習で体験したことの内容や感想を吐き出す時間を設けたりして、気持ちと頭の整理をすることが大切です。
この気持ちと頭の整理を終えてから、リフレクションをすると、研修時間を通して学んだことを冷静に思い出すことができます。
ぜひ、研修・ワークショップでのクロージング・締めの参考にしてみてください。
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