研修内製化のススメ

研修を“受けて終わり”にしない継続学習のコツ

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おそらくこの記事を読んでいる多くの方は、人事担当者、教育担当者の方々かと思います。
あなたの会社では、研修を“やって終わり”になっていませんか?
「確かに…」や「研修後のフォローが大切なことは分かっているんだけどね…」などと思った人もいるのではないでしょうか。

この記事では、“やりっぱなし”にしない、『継続学習のコツ』を3つご紹介します。

1:リフレクション・ミーティング
2:学習グループ
3:メルマガ

1:リフレクション・ミーティング

リフレクションとは、振り返りのことです。この振り返りミーティングを定期的に行うという手法です。定期的にリフレクション・ミーティングを開催し、現場での実践を振り返り学びを共有しあいます。受講者は「振り返り」があることで、実践への動機づけが高まります。
期間は、月1回や、半年に1回など、現場で実践する内容に応じて設定してみてください。
期間の設定の仕方ですが、「忙しくてできませんでした」という言い訳ができない程度の期間をあけたほうがよいでしょう。
月1回行う場合は、学んだ知識やスキルの実践機会が何度かあるかと思いますので、プロジェクトワークなど中長期の実践でない内容の場合は、ちょうど良い期間かと思います。
一方で、半年に1回となると、取り組むのに少し難易度の高い内容や、プロジェクトワークといった中長期かかる内容のものが適しているでしょう。

リフレクションする内容は以下の観点で行うと、その後の実践にも繋がるのでお勧めです。
・実践してうまくいったこと、失敗したこと
・実践してみて学んだこと、感じたこと、気づいたこと
・実践を通して改善したこと(トライ&エラーをどう繰り返しているか)
・実践をしたことで見えてきた課題、困りごと
・今後どのように実践していくか


この観点を定期的に繰り返しリフレクションしていくことで、受講者にスキルや知識が定着していきます。

2:学習グループ

研修で学んだことを一人で実践し続けるというのは、なかなか大変なことです。
皆さんも資格試験やダイエットなど、自分ひとりで取り組もうとすると甘えがでてしまい、結局続かなかったり、挫折してしまったり、という経験があるかと思います。
研修で学んだことの実践も同じようになってしなうと、せっかくコストを掛けて研修を実施したのに、非常にもったいないことです。
そこで、学習グループをつくり、お互いに切磋琢磨し、励ましあいながら、実践を継続していく『学習グループ』を作ることをおすすめします。
人数は、多に埋もれないよう4―6人程度のグループが適しています。
皆忙しいので、実際に集まるのは大変ですし、負担がかかり続かなくなってしまうので、チャットグループやメーリングリストなどを作ると良いでしょう。
チャットやメーリングリストでは、進捗状況や学びを共有し、お互いに刺激しあう関係性を作っていきます。また、脱落者を出さないように、そして、高いモチベーションで臨めるように以下のルールを設けておくと、皆前向きに取り組むことができます。
【ルール例】
・応援の言葉をかけあうこと
・出来ていないことを指摘しないこと
・出来ていることを承認すること
・アドバイスを押し付けないこと
・相談には親身に応じること


この学習グループを作るというのは、簡単ですが、非常に効果があります。
ぜひ、取り入れてみてください。

3:メルマガ

メルマガは人事担当者に頑張ってもらう必要がありますが、一度作ってしまえば、次に同じ研修を実施した時に使いまわせるので、ぜひ、取りいれてほしい仕組みです。
研修で教えた内容を2-3週間に一度、メールで受講者に送るというものです。
1回のメールに全ての学習要素を入れる必要はありません。学習要素1つにつき、1メール程度で良いでしょう。
また、ある会社の人事担当者は、受講者に個別に実践状況をヒアリングし、参加者の実践例として紹介することで、他の受講者の実践に繋げたという例もあります。
少し手がかかりますが、ぜひ、取り入れてみてください。

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