コロナ禍において、従来の集合型研修からオンライン研修へシフトした企業は多くあるかと思います。
オンライン研修は少しの工夫で学習効果が大きく変わってきます。
この記事では、オンライン研修を高める運営のコツをまとめています。
ぜひ、今後のオンライン研修を実施する際の参考としてお読みいただければと思います。
1つ目のコツ:受講者にアクションを求める
講師が一方的に話す時間が長いと、受講者はただ聞くだけになり、受け身な姿勢になりがちです。そこで、オンライン会議ツールのブレイクアウトセッションやチャット機能を使い、受講者にアクションを求める機会を多くしましょう。
そうすることで、受講者は集中力を保ちやすく、アクションを通して、理解を深めることができます。
2つ目のコツ:“オンライン”を活用する
“オンライン”であるということは、すぐに検索することができる環境下です。
ですから、受講者に理解してほしい事項や知ってほしい事項がある際は、「〇〇は××です」と説明するよりかは、「〇〇とはどういう意味でしょうか?検索してチャット機能で答えて下さい」などのインストラクションをした方が、記憶への定着度は高まりやすくなります。
3つ目のコツ:講義する環境を整える
研修を運営する上では、講師の説明をしっかりと聞いてほしいと誰もが思いますが、画面越しで「暗くて講師の顔がよく見えない」、「講師の背景に気になるものが置いてある」、「声が聞き取りにくい」などがあると、受講者は集中して聞くことができません。
そこで、「ライトを置いて顔が明るくなるようにする」、「背景にあるものを片付ける」もしくは「背景画像を使う」、「マイクを使う」などのひと工夫で環境を整えることができます。
4つ目のコツ:グループワークは念入りに準備する
多くのオンライン会議システムには、グループワーク機能があります。これらの機能は受講者の集中力を高め、理解を深めることに繋がるため、ぜひ率先して使うべきです。
しかし、操作しなれていないと、受講者に余計な待ち時間を作ってしまい、集中力を低下させてしまうことに繋がりかねません。
また、ZOOMを例にすると、ブレイクアウトセッション機能を使うと、講義用のスライドが写らなくなってしまうため、受講者はどうしていいか分からなくなってしまうことがあるため、ワークの進め方を丁寧に伝える必要があります。
ぜひ、オンライン研修を実施する際の参考にしていただければと思います。
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