2020年度は、コロナ禍ということもあり、従来の集合方研修ができずに、Eラーニングに切り替えた企業が多くありました。
そして、このコロナ禍は2021年度も継続することになり、「とりあえずEラーニングにしたけど、オンライン研修というものがあるそうじゃない?」ということで、オンライン研修に興味を持ち始めた教育担当者様が増えてきたように感じます。
そうした教育担当者様からよく受ける質問は「オンライン研修と集合型研修の違いって何なの?」です。
オンライン研修と集合型研修の違い
集合型研修は、ご存じの通り、「決められた日時に、受講者を研修会場に集めて、講師とコミュニケーションをとりながら学習を進めていくもの」です。
一方で、オンライン研修は、「決められた日時に、受講者の好きな場所で各人のデバイスからオンライン上のクラスルームに入り、講師とコミュニケーションをとりながら学習を進めていくもの」です。
つまり、オンライン上で、集合型研修に近しい環境で学習をすることができます。
そして、「研修会場や交通費などのコスト面」と「直接か否か」という違いがあります。
この“近しい状況”というのは、やはり直接対面しているわけではないので、人脈形成や関係強化など人材・組織開発の効果は、集合型研修よりも得られない可能性が高くなってしまいます。
また、直接の対面であるからこそのプログラムもあります。例えば、五感を通じて学びを深めていくプログラムは、オンライン研修と集合型研修の違いは大きくなるでしょう。
オンライン研修と集合型研修はどちらが良いのか?
「結局、オンライン研修と集合型研修のどちらが良いの?」という疑問が生まれる人が多いかと思いますが、どちらにも良い所があるので、「内容やコストを踏まえて決める」べきと言えるでしょう。
直接対面で実施した方が、学習効果が高くなるプログラムや人間関係をより強固にしたいなら、集合型研修が向いているでしょう。
一方で、コストが少ない場合は、オンライン研修が向いているでしょう。
ぜひ、参考にしていただければと思います。
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