2021年度の新人研修の内容は決まりましたでしょうか。
皆さんの会社では、どのような新人研修プログラムを検討されていますか。
今回は、新人研修でやるべきプログラムをテーマに、書いていこうと思います。
1記事につき、1テーマで書いていきますので、ぜひ、他の記事もお読みいただければ幸いです。
また、この記事では、新人研修プロフラムについて、上司や同僚からの同意をとるために必要になってくるであろう、「目的」や「やり方」の2つの観点でまとめていきますので、資料を作成する上での参考にもしていただければと思います。
新人研修でやるべきプログラム5つ目:PDCAサイクル
新人研修でやるべきプログラムは、上記の通り、『PDCAサイクル』です。
この『PDCAサイクル』とは、多くの方はご存じかと思いますが、『Plan』・『Do』・『Check』・『Act』です。
業務改善や目標設定などに使われるフレームワークです。
皆さんはこのフレームワークを使ったことはありますか。
私は、ある時からこのフレームワークを部下育成に取り入れています。
なぜなら、このフレームワークは部下育成に絶大な効果を発揮することを目の当たりにしたからです。
これから成長していくことが求められている新入社員には、必須なフレームワークと言ってよいでしょう。
<目的>
PDCAサイクルを新人研修で取り入れるべき理由は、「自走人材の育成」です。
“自走”という書き方をしましたが、意味は、「自分の頭で考え、行動していく中で、成長していく人材」という意味です。
PDCAサイクルは、目標を立て、計画し、実行し、改善していくというサイクルを回すことです。
このサイクルを回す行為自体が、“自走”に繋がります。
“自走”ができる人材であれば、研修期間が終わっても、現場でも、自分で自分を成長していくことができます。
上司やトレーナーの支援があれば、さらに成長速度は加速していくはずです。
また、残念ながら上司やトレーナーが新人育成に力を入れていなくても、ある程度は自分の力で成長曲線は描けるでしょう。
<やり方>
『PDCAサイクル』を研修として取り入れても良いでしょうが、1-3時間プログラムとして、内製するだけでも良いでしょう。
研修を実施することよりかは、研修で学んだことを研修期間中に、出来るだけ多くの回数のPDCAサイクルを回すことが大切です。
ですから、自分自身で目標設定をさせ、計画を立てさせ、実行させ、改善させるサイクルを回す機会を毎日すると良いでしょう。
日報に、報告させる要素として追加すると、新人がどのようなPDCAサイクルに取り組んでいるのかが分かるので、おすすめです。
ぜひ、参考にしていただければと思います。
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