2021年度は、コロナ禍の2度目の新人研修です。
皆さんの会社では、コロナ禍の新人教育をどのように実施する予定でしょうか?
コロナ感染防止ばかりに注意が向きがちですが、本来の目的である、新人の育成についてしっかり考えていく必要があります。
検討をしていく上で、他社はどのような育成プログラムを考えているんだろう?というのが気になるところかと思います。
本連載は、2020年度のコロナ禍での新人研修の経験を活かして、どのようなブラッシュアップをするべきか、の参考になればと思い、お客様の課題に合わせた新人研修プログラムのご提案事例をご紹介いたします。
一部、アヴァンサーレのコンテンツのご提案みたいになってしまってはいますが、実際の提案事例のご紹介ということで、その点ご了承ください。
それでは、3社目のご紹介をしていきます。
なお、本連載は1回につき、1社のご紹介となっております。
他社の事例もご紹介していますので、ぜひ、合わせてご覧ください。
メーカー企業の2021年度の新人研修
<2021年度新人研修の目的>
- 新人の自主性を高める
<スケジュール>
こちらの会社様は、1.5カ月間ほどの新人研修期間を設けておりますが、最初の2週間は、ベーススキル教育を実施した後、1週間ごとに様々な職場を体験する期間になっています。
コロナ禍ということもあり体験できる職種は限られるでしょうが、研修期間中に様々な業務を理解しておくことは、今後の会社で働く上では、非常に有益な時間になることと思います。

<特徴>
新人研修の目的を「自主性を高める」にしていますが、その施策として用意しているのは「チーム活動」です。現場で経験した仕事をチームでプレゼン資料にまとめて、研修最終日に発表することになっています。
チーム活動の時間は何回か取られていますが、その時間の使い方は新人たちに任されており、自分達で計画を立て遂行していくことが求められる中で、自主性の醸成を狙いとしています。
<プログラム紹介>
1日目:
午前に入社式を終えた後に、各種手続きやPC支給及び設定などオリエンテーションです。
多くの企業でも、このようなメニューを行う日なのではないでしょうか。
2日目:
新人研修期間中を通して行われる「チーム活動」のための下地作りとして、チームビルディングと題発表があります。
そこで、自分達がどのような職場に行くのかを知り、事前にどのような仕事かを調べることになっています。
3日目:
アヴァンサーレの身だしなみ・挨拶・敬語のビジネスマナーと電話応対のマナー研修です。
テキスト提供のみで、人事の方が講師をする予定です。
4日目:
アヴァンサーレの電話応対のマナー研修と来客訪問のマナー研修です。
テキスト提供のみで、人事の方が講師をする予定です。
5日目:
アヴァンサーレの作業指示の受け方研修です。
テキスト提供のみで、人事の方が講師をする予定です。
次週から現場での職業体験があるので、そこでの業務に備えて、作業指示の受け方を学びます。
6日目:
アヴァンサーレの報連相研修です。
テキスト研修のみで、人事の方が講師をする予定です。
こちらも次週からの現場での職業体験に備えて、報連相について学びます。
7日目:
外部のプレゼンテーション研修を予定しています。
こちらは、チーム活動の集大成として行われるプレゼンテーションに備えて、プレゼンについて学びます。
<まとめ>
「新人の自主性を高める」という目的のために、中長期的に新人たちが自主的に行う「チーム活動」を取り入れている点や、発表内容である「職業体験」を活かしている点も非常に面白い新人研修プログラムになっていると思います。
ぜひ、参考にしていただければと思います。
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